「重度訪問介護」とは

ヘルパーが自宅に訪問し、重度の障害を抱える方々の手足となり、地域での生活をサポートを受けることができる障害者福祉サービスです。
外出時や移動中も含め、日常生活全般にわたる介護を総合的に提供されます。
つねに介護を必要とする障害者の方でも、住み慣れた地域で在宅生活を継続できるよう支援を受けることができます。

＜ サービス内容 ＞

食事介助	食事介助
入浴介助	入浴が困難な方は体を拭く（清拭）など
排泄介助	排泄介助及びおむつ交換
体位変換	褥瘡予防のための体位変換の介助
通院介助	通院の為の介助
口腔ケア	歯磨き、うがいの介助
買い物	利用者様の日常生活全般に必要となる物品の買い物

ヘルパー養成研修

重度障害者の地域生活等の講義
コミュニケーション技術の講義
基礎的な介護技術の講義


痰吸引、経管栄養等に関する演習、講義


外出時の介護技術実習
重度の肢体の不自由者の介護サービス提供現場実習

居宅介護・重度訪問介護サービス

重度障害者の自立とは…

自分で立つこと？
じゃなくて、自分で洋服を着たりトイレができること？
だれにも頼らず、1人で生きていくこと？

いいえ、車イスを利用して移動したって、介助者を使って服を着替えてもいいんです。年金で生活するのも必要なサービスを受給して地域で生活することもちゃんとした権利です。1人で生きるなんて、そもそも無理な話です。朝食べたパンの原材料の小麦は誰かがつくったものですし、電気を使ってパソコンが使えるのは電力会社があるからです。生まれたときから、誰でも自分以外の人とかかわりながら生きています。

特定非営利活動法人コスモ協会

わたしたちの目指す社会…

だれもが普通に暮らせる社会、どんなに重い障害があってもあたりまえに暮らせる社会。
私たちはそんな社会の実現を目指しています。
残念ながら、これまでの社会は障害が重度になればなるほど、社会から隔離された施設で一生暮らすか、親の世話を受けながら一生暮らすかの二つの道しかありませんでした。どちらにしても「あたりまえの暮らし」とは思えません。
私たちが目指す社会は、障害者が人としての尊厳を認められ、地域の中で社会の一員として堂々と生きていくことができる社会です。