AMO白内障手術装置ホワイトスターシグネチャーとアルコン手術用顕微鏡LUXORにて日帰り白内障手術をおこなっています。
白内障手術は何歳でも可能ですが、80歳を超えて水晶体を支えるZinn小帯が脆弱になってくると通常12分程度の手術時間が延長し、術中合併症も生じやすくなり回復も遅れるため、体力・気力がある80歳迄に手術を受けられることをお勧めしています。(特に男性)
86歳を超えられた方、落屑症候群で散瞳不良、眼球打撲後散瞳状態、後極白内障の方はZinn小帯脆弱のため手術中断となる可能性が高いので、硝子体手術・入院設備のある宝塚第一病院(母校の大阪大学医学部関連病院)、尼崎総合医療センター等を紹介いたします。

白内障手術後、光の波長の中のブルーライトが網膜に届きやすくなり、生体リズムが良くなって睡眠が改善し死亡率が低下します。白内障手術による視力回復が、転倒防止・認知症発症予防・認知症進行抑制に有効であるとアメリカ合衆国医学会で報告されました。

光干渉式眼軸長測定装置


光干渉現象を利用したレーザー光線で瞬時に正確な眼内レンズ度数を測定します。

過熟白内障でレーザー光線透過できない場合には超音波検査で眼内レンズ度数を測定しますが、この場合術後の予想視力に多少の誤差がでます。

角膜内皮細胞検査装置


術前の角膜内皮細胞密度検査を踏まえて角膜内皮へのダメージを最小限にする術式で手術をおこなっています。

角膜内皮細胞密度が1平方ミリあたり1000個以下の患者様は術後に水疱性角膜症となる可能性があるので、医療訴訟を避けるため申し訳ありませんが大規模病院を紹介いたします。

眼内レンズ


折りたたんだ眼内レンズを2.4ミリの切開創から挿入します。

遠用視力1.0で且つ40センチメートル近用視力が裸眼で0.5程度見えるテクニスアイハンス眼内レンズ(保険適応)を全患者様に使用していましたが、納入価格上昇で採算割れとなったため現在御希望に添えません。
強度乱視の患者様には乱視用眼内レンズを挿入します。(追加料金なし)

網膜疾患の無い場合、白内障手術を受けられると視力・明るさが50歳当時に戻ります。術後ほとんどの患者様で普段生活時のメガネ・運転用メガネが不要となりますが、老眼鏡は必要となります。(健康保険適応眼内レンズの場合)

足の不自由な患者様、老人ホーム等に入所中の患者様でも白内障手術の術前検査(約1時間)に1回だけご来院いただくと手術日翌日以降の診察は往診いたします。
 
☆健康保険非適応の遠近両用眼内レンズは術後の見え方が患者様の期待通りにいかない場合(中間距離が見えにくい・夜間の羞明・光の輪が見える等)があるので積極的にはお勧めしていません。

術前検査・手術・術後通院に要する
窓口料金の合計(片眼・標準的な手術の場合)

後期高齢者・国民健康保険
1割負担 2万円程度
2割 4万円程度
3割 6万円程度
退職者医療
2割 4万円程度
社会保険
3割 6万円程度

各種の医療費助成制度により実際の支払額は上記より少なくなります。

すみれ眼科クリニック
宝塚市中山五月台2丁目11-8-202
電話番号 0797-88-6060

近視進行抑制に唯一エビデンスの有る点眼治療をおこなっています。眼球の前後の長さ(眼軸帳)の進展を抑制して近視の進行を平均60%軽減できます。(シンガポール,香港で実証済)
 
カタリン、ピレノキシン等白内障治療??点眼薬には薬理作用が無く(2003年:厚労省研究班)海外には存在しない薬??なので、医療費削減のため処方していません。治療は手術のみです。

手術だけでなく視力検査・メガネ処方も可能ですが、コンタクトレンズは当クリニックで過去にレンズ処方した患者様のみ処方します。