いたどり / 野あざみ
天理ダムの野山にて見つけた太くて立派な「いたどり」に
裏のあぜ道で咲いている野あざみを活けました。
【イタドリ】(虎杖、痛取、Fallopia japonica)
タデ科の多年生植物。
別名は、スカンポ、イタンポ、ドングイ、ゴンパチ。ただし、茎を折るとポコッと音が鳴り、食べると酸味があることから、スイバをスカンポと呼ぶ地方もある
【あざみ】
葉は深い切れ込みがあるものが多い。
また葉や総苞にトゲが多く、さわるととても痛いものが多い。
頭状花序は管状花のみで作られていて、多くのキクのように周囲に花びら状の舌状花がならばない。
花からは雄蘂や雌蘂が棒状に突き出し、これも針山のような景色となる。花色は赤紫色や紫色をしている。種子には長い冠毛がある。
若いときには根出葉があり、次第に背が高くなり、茎葉を持つが、最後まで根出葉の残る種もある。
草原や乾燥地、海岸などに出るが、森林内にはあまり出現しない。
別名刺草。名前の由来は、アザム〈傷つける、驚きあきれる意〉がもとで、花を折ろうとするととげに刺されて驚くからという説がある。